県民相談の個人情報が漏えい 匿名指摘で発覚 茨城

2025/05/13 19:12 

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 茨城県は13日、県政に関する意見などを寄せた人の氏名や住所などの個人情報が漏えいしたと発表した。インターネットに詳しいと思われる匿名の人物から指摘を受け、漏えいが発覚した。

 県によると、漏えいしたのは、2022年7月にホームページや電話などで受け付けた県民相談の氏名86人分▽住所53人分▽電話番号4人分▽メールアドレス2人分――。寄せられた意見を記録するシステムの保守作業を担う委託業者がサーバーを更新する際のテストで、個人情報が含まれるファイルを誤って外部に公開し、そのままにしていた。

 8日に、匿名の人物から県報道・広聴課のメールに「個人情報が含まれているファイルがネット上で閲覧可能になっている」と指摘があった。サーバーにアクセスした過去半年分の履歴を調べたところ、最大264回閲覧された形跡があった。現在は外部からのアクセスを遮断しており、情報の不正利用は確認されていないという。【松室花実】

毎日新聞

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