立花氏、公開した兵庫県元幹部の私的情報は「県職員からもらった」

2025/05/13 17:40 

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 兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を巡り、文書で告発した元県西播磨県民局長の私的情報をインターネット上で公開した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は13日、「(私的情報は)県職員からもらった」と明らかにした。報道各社の取材に答えた。

 立花氏によると、この職員は「誰でも閲覧可能な状態だった」と話しているという。

 私的情報はもともと、元局長の公用パソコンに保存されており、告発に関して元局長を聴取した片山安孝元副知事らがパソコンを回収。立花氏はこの私的情報を入手したとして、24年11~12月、動画投稿サイトやX(ツイッター)でファイル名などを明らかにしていた。

 情報が公開された経緯について調べた第三者委は13日に明らかにした調査報告書で、公開されたデータは県が保有していたものと同一としたうえで、データの漏えいに県職員が関わった可能性が高いとした。ただ、「漏えい者、漏えい経路に複数の可能性があり、究明に至らなかった」としている。【栗田亨、山田麻未、稲生陽】

毎日新聞

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