オウケイウェイヴ前社長らを在宅起訴 会社資金で自社株を不正取得

2025/04/04 20:17 

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 取締役会などの決議を経ずに自社株を取得したとして、東京地検特捜部は4日、名古屋証券取引所ネクスト市場上場のウェブサイト運営会社「オウケイウェイヴ」(東京)の福田道夫前社長(53)と野崎正徳元取締役(55)を会社法違反(自社株の不正取得)で東京地裁に在宅起訴した。コンサルティング会社代表の佐久間将司被告(53)=金融商品取引法違反で起訴=も同法違反で追起訴した。

 起訴状によると、3被告は共謀し、2022年1月上旬、株主総会や取締役会の決議といった手続きを経ずに、オウケイ社の計約94万株を会社資金約8億円で不正に買い付けたとされる。

 上場会社の役員や従業員は未公表の重要事実を知る立場にあり、自社の株式取得はインサイダー取引につながる可能性がある。このため、会社法は自社株を取得する際のルールを定めている。特捜部は、オウケイ社旧経営陣の行為は市場の透明性をないがしろにするもので、悪質性が高いと判断した模様だ。

 関係者によると、3被告が買い取った株は佐久間被告が実質的に管理していた。佐久間被告は、22年4月中旬にオウケイ社株計11万株を計約3400万円で売却したとするインサイダー取引でも起訴されている。特捜部は、在宅起訴の対象となった不正取得株の一部がこの際に売られたとみている。【北村秀徳】

毎日新聞

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