東急リゾーツ＆ステイ（本社・東京都渋谷区）が、着せ替え人形「リカちゃん」とコラボした「サステナブル体験プロジェクト」を全国３１カ所のホテル「東急ステイ」で順次開催している。６月１８日まで。

　リカちゃんの発売元「タカラトミー」や、クリエーターたちのコミュニティー「ＮｅｗＭａｋｅ」などと共同で企画した。「サステナビリティーへの貢献」などを意識し、廃棄予定だったホテルの旧制服などを活用した３１種類のオリジナル衣装を着たリカちゃんを各施設に展示する。

　札幌ではさっぽろテレビ塔、東京・池袋では「推し活」文化をイメージした衣装をデザインしたほか、那覇では伝統芸能「エイサー」の衣装を着せるなど、地域特性も表現した。

　３月３０日まで「東急ステイ新宿イーストサイド」（東京都新宿区）で全３１種類の衣装を着たリカちゃんが展示され、その後、それぞれが各地のフロントデスクなどに「着任」する。

　プロジェクト初日の２６日にあった内覧会で、東急リゾーツ＆ステイの小澤広倫常務取締役は「リカちゃんは世界的に人気がある。特に訪日客には、このプロジェクトが日本を奥深く知るきっかけになるのでは」と話していた。【山崎明子】