世界的バイオリニスト、森悠子さん死去 80歳 後進の育成に尽力

2025/03/28 12:58 

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 世界的バイオリニストで、後進の育成に尽くした森悠子(もり・ゆうこ)さんが死去した。80歳。京都市内の自宅で亡くなっているのを25日、親族が見つけた。死因は虚血性心疾患とみられる。葬儀は30日午前11時、京都市中京区御池通木屋町東入ル上樵木町503の1のかもがわホール。喪主は妹勝目さや子(かつめ・さやこ)さん。

 大阪府高槻市生まれ。6歳でバイオリンを始めた。桐朋学園大を卒業し、斎藤秀雄の助手を務めた後、1970年に渡欧。パイヤール室内管弦楽団、フランス国立新放送管弦楽団(現フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団)に在籍し、リヨン国立高等音楽院助教授も務めた。2003年、仏政府からオフィシエ章を受けた。

 若手の育成に尽力し、90年に京都フランス音楽アカデミーを開講。音楽監督を務めた。97年には長岡京室内アンサンブルを設立した。

毎日新聞

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