ツキノワグマの餌になるドングリ類「静岡県中部で不作」 活動範囲が広がる可能性も 県が初調査

2026/10/12 09:47 

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 ツキノワグマの目撃件数が増加傾向にある中、静岡県は本年度、餌となるドングリ類の豊凶調査を初めて実施した。中部地域(川根本町、静岡市葵区井川)は不作と判定し、東部地域の毛無山(富士宮市)も結実状況が良くないという。こうした地域では餌を求めてクマの活動範囲が広がる可能性があるとして、県は注意を呼びかけ、柿や栗の適切な管理を促している。
 調査の対象はコナラ、ブナ、ミズナラの3樹種。県内の7地域で、目視によって調べた。4段階(豊作、並作、不作、凶作)で判定し、中部は3樹種全てが不作だった。東部全体をならすと3樹種いずれも並作としたが、毛無山ではコナラを不作、ミズナラを凶作と判定した。西部地域(浜松市天竜区)では、わずかしか分布していないブナとミズナラは凶作の一方、主要なコナラは豊作とした。
 県内では8月、ツキノワグマによる人身被害が起きている。過去3年の目撃件数は2024年度が156件、25年度が200件、本年度は9月末時点で106件に上っているという。
 県は来年度以降も豊凶調査を継続していく方針。
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