果樹カメムシ類、大量飛来の懸念 8月の山林寄生数は静岡県内で過去最多 一晩で数万匹爆増も

2026/09/09 11:45 

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 9月から10月末ごろまでにかけて、かんきつ類や落葉果樹の園地に果樹カメムシ類の大量飛来が懸念されている。県病害虫防除所によると、8月の静岡県内山林における寄生数は過去最多を記録し、今後も増加が見込まれる。県は「病害虫発生予察注意報」を発出し、生産者に十分な警戒を呼びかけている。

 果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ)は主にヒノキの球果をエサにして増殖。球果を吸い尽くすと、果樹園などに大量飛来し、かんきつや梨、柿などを加害する恐れがある。2026年の県内のヒノキ球果着果量指数は前年の1・9から7・9へ急増。大量発生した24年の7・1を上回る水準で、過去10年で2番目に多かった。着果量が多い年は増殖する傾向にある。
 8月上中旬のヒノキ球果におけるカメムシ類の平均寄生数は17・5頭(平年4・2頭)と1996年以降で過去最多となった。地域別では東部で20・8頭、中部で17・0頭、西部で16・1頭と、県内全域で多発している。予察灯の合計誘殺数の平均は1621頭で平年比3・2倍に上り、チャバネアオカメムシ968頭(平年300頭)、ツヤアオカメムシが538頭(同92・2頭)が目立った。
 県によると24年の大量飛来を受けてかんきつが約3割、柿では約7割の収量減となった。防除所の担当者は「集合フェロモンを放出し大量飛来を招き、数匹から一晩で数万匹に爆増するケースもある」とカメムシの飛来習性を説いた上で、「頻繁にほ場を見回りし、少しでも見つけたら徹底的な防除を」と呼びかける。
 発生状況などは防除所ホームページの「害虫誘殺グラフ」に随時掲載している。
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