仏壇の処分「9割が罪悪感」…思い出遺す“写真立て”にリメークしては? 静岡市葵区の稲垣塗装…

2026/08/11 11:30 

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 仏壇製造販売の稲垣塗装所(静岡市葵区)はこのほど、手放される仏壇から切り出した木片で写真立てを作るサービスを始めた。住宅環境の変化で仏壇じまいが進んでも供養の心を残そうと2024年に始めた仏壇の小型化リメーク事業「結壇(ゆいだん)」の一環。より小さな写真立てに生まれ変わらせ、場所を問わず故人をしのべる環境を提供する。
 依頼主から仏壇を引き取って提携先の寺で魂抜きをした後、職人が状態の良い部分から材料を切り出す。縦2センチ、横5センチ、高さ1・5センチの製品に仕上げ、上部の溝に写真を差し込める。供養証明書も添える。
 結壇には2年間で約100件の利用があった。入居する介護施設への持ち込みや、仏壇を継承したが自宅に仏間がない場合などで小型化の要望は多いという。同社が26年5月に仏壇保有者300人に行った調査によると、9割が処分に罪悪感があり、仏壇じまい後も祈りの場が必要と答えた。
 しかし、リメークは最安値でも十数万円と、即決できる金額とは言いがたい。写真立ては供養費込みで2万円台から。3代目の稲垣亘佑さん(33)は「完全処分では何も残らない。思い入れのある素材を、故人を身近に感じられる形に生まれ変わらせる選択肢を提供したい」と話す。
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