ヤマハ「家庭向けアップライトピアノ」が16年ぶり刷新 コンパクトながら豊かな響き 世界統一…

2026/05/30 08:56 

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 ヤマハは、一般家庭向けのアップライトピアノの性能を高め、16年ぶりに刷新した新製品「Bシリーズ」を国内投入する。新開発のハンマーや設計を改めた響板に加え、同社ピアノで初となる鍵盤ふたと同じ横幅の譜面立てを採用し、演奏性と利便性の双方を高めた。アコースティックピアノ事業の構造改革による生産再編に伴い、中国の杭州工場(浙江省)で生産する。世界統一モデルとして一貫した品質管理の下、普及価格帯の生産効率を引き上げる。
 グランドピアノ「CFX」の知見を反映した新開発の専用ハンマー、支柱を5本に増やした響板を通じ、コンパクトさを維持しながら、伸びの良い音や豊かで立体感ある響きを引き出した。譜面立ては鍵盤ふたと同じ横幅、奥行きを広げ置きやすくした。「サイレントピアノ」「トランスアコースティックピアノ」の仕様もそろえた。
 基盤となった現行の「bシリーズ」と同じエントリー層に加え、大人の趣味需要を含めた「日常生活に寄り添うアコースティックピアノ」として幅広く販促する。ウェブ発信も強化する。
 ヤマハは昨年2月にインドネシアでのピアノ生産終了を発表し、日本の掛川工場と中国に再編した。普及価格帯のアップライトピアノは世界各地域で異なるラインアップを展開してきたが、今回は統一モデルとする。中国で生産するアコースティックピアノ(ハイブリッドピアノ除く)が日本で販売されるのは初という。日本の開発チーム担当者やマザー工場の掛川工場の職人が現地に赴き、開発意図の共有や技術指導を綿密に行った。
 27日に発売し、シリーズ全体の国内初年度の販売目標は計1500台。黒色の「B20」(高さ116センチ)は税込み55万円から、「B30」(同121センチ)は66万円から。白色の製品投入も予定する。
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