“良い甘み”の新魚種「夢あじ」 沼津・内浦漁協が本格出荷 刺し身丼に太鼓判「沼津の宝になる…

2026/05/28 09:16 

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 沼津市の内浦漁協が2024年から育成してきた世界初の養殖魚「夢あじ」の本格出荷が今春から始まった。地元や行政関係者らを招いた試食会が21日、同漁協直営の食堂「いけすや」で開かれ、参加者は新たな水産ブランドによる地域経済活性化を期待した。
 夢あじは、濃厚な甘みを持つ高級魚「カイワリ」と上質な脂が乗り生産性に優れた「マアジ」を掛け合わせた新魚種で、東京海洋大発のベンチャー「さかなドリーム」(千葉県館山市)が開発した。マアジ養殖生産量日本一の内浦漁協の25〜70歳の漁業者が1年半かけて約4千匹を育てた。
 既に7割は海外へ輸出され、3割が国内の高級すし店などに流通している。天然アジより鮮度を保ちやすく、脂の質が安定しているため評判だという。
 1尾の小売価格は2千〜2500円。次回の出荷は冬から春を見込み、同時期に「いけすや」でも数量限定で提供を予定する。6月には次シーズンに向けた稚魚を放流するという。
 試食会で刺し身丼を味わった頼重秀一市長は「良い甘みが舌の上に広がり、とてもおいしい。沼津の宝になる」と太鼓判を押し、内浦漁協の高田義孝組合長は「若手の夢が詰まっているので応援してほしい」と語った。さかなドリームの石崎勇歩取締役は「通年生産を目指し、地元の水産業や観光業に貢献したい」と意気込みを語った。
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