「部活動遠征の移動」静岡県はどうなっている? ガイドライン、現場の状況は…【磐越道バス事故…

2026/05/18 11:30 

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 福島県の磐越自動車道で6日に発生し、北越高(新潟市)のソフトテニス部員が死亡したマイクロバスの事故。部活動の遠征に伴う移動手段や安全管理のあり方が改めて問われている。静岡県教委や県私学協会によると、静岡県では部活動におけるバス移動に統一的なガイドラインは設けられておらず、学校任せになっているのが実情だ。現場の教員からは、運転手の確保や費用負担に悩みの声が上がる。
 県教委によると、遠征時の移動方法については実態を把握していないという。県私学協会も「各校によって保有するバスの台数や取り扱いが異なり、こちらでは把握していない。『こうしなさい』と命じられる立場ではないので、一律での働きかけはできていない」と現状を明かす。
 静岡市教委は各校の判断に任せている。浜松市立高では、PTAが保有するマイクロバスを部活動で使用する際は基本的に運転手を外部業者に委託しているという。派遣を請け負う業者は「従業員として契約している者を送るのが当然。誰だか分からない人、運転経歴が不明な人を送るのは事業ではない」と強調する。
 全国大会出場経験がある運動部を持つ県内のある私立校は、遠征時のバス運行は全て法人の事務を通して契約しているという。一方、公立の野球強豪校で指導した経験を持つ教員によると、部活動で使用するマイクロバスはOB会や後援会、保護者会の名義が一般的。バス会社と契約することを制度化している学校もあるが、多くは大型免許を持つ保護者が運転を担当しているのが実情という。
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