熱海市の観光、多い坂道も「へっちゃら」に? モビリティ「WHILL」貸し出し開始 市観光協…

2026/04/30 09:26 

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 熱海市観光協会は23日、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の貸し出しを始めた。全国から多数の観光客が来訪する同市。坂道が多い市街地をより快適に移動できるユニバーサルツーリズムの環境を整え、多様な旅行者の回遊性向上や滞在時間の充実を図る。
 導入したのは、電動車いすのように座席に座り、ハンドルに付いたレバーで前後左右に移動できる「ウィルモデルR」。道交法上の歩行者となり、歩道を通行する。バッテリーで駆動し、時速1キロから6キロまで速度調整ができる。
 車いすの貸し出しなどを行っている同市観光協会が、安定性が高く、坂道の上り下りや多少の段差も乗り越えることができるウィル導入を決めた。障害者や高齢者以外も利用可能。街歩きの疲れ軽減を図ることで、滞在時間の有効活用や三世代旅行などの後押しにもつなげる。同協会担当者は「今後、ユニバーサルツーリズムへの対応が求められる中、新たなツールとなる」と期待。他地域への配備拡大も視野に入れる。
 ウィル(東京都)広報によると、既に全国120カ所に導入され、県内では御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットや浜松市の浜名湖ガーデンパークなど、敷地の広い観光施設で利用実績がある。
 熱海市渚町の同観光協会ワカガエルステーションで2台、JR熱海駅の熱海観光案内所で1台を貸し出す。利用時間は午前9時〜午後4時、料金は1回4千円。専用アプリで貸し出しや返却を管理する。利用条件は体重147キロ以下で着座時に足が着くことなど。問い合わせは市観光協会<電0557(85)2222>へ。
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