「戦争のこと、小さな子にも」 富塚中3年の平出さん、平和伝える自作絵本贈る かたりべの会浜…

2026/04/04 08:13 

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 浜松市の富塚中3年平出あす香さん(15)が3月27日、平和の尊さを伝える自作絵本「わすれないで」を「かたりべの会浜松」に寄贈した。「せんそうってしってる?」との呼びかけから始まる14ページ。現在のにぎやかなまちと戦時中の浜松大空襲を対比させ、平和へのメッセージを感性あふれる文章と絵で表現した。
 平出さんは2025年7月、総合学習の一環で訪れた浜松復興記念館(中央区)で語り部の講話を聞いたのを機に、初めての絵本制作に取りかかった。「小さな子に戦争のことを知ってもらうには、一番伝えやすいのが絵本」と、絵の表現や文章構成で工夫を重ねた。突然の浜松大空襲の場面は「そらはあさなのにまっかでした」と描写した。
 4月に常葉大菊川高美術・デザイン科に進学する。「戦争に限らず、自分の伝えたいことをいろんな世代に向けて、得意な絵で表現していきたい」と話す。
 かたりべの会浜松は、小学校での平和教育の出前授業などで絵本を活用する。飯尾忠弘会長(78)は「浜松大空襲のことを言葉だけで伝えるのは難しい。戦争の悲惨さや平和の尊さを直感的に伝える素晴らしい絵本だ」と感謝した。
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