更年期の手の不調「メノポハンド」放置せずに 日本手外科学会が啓発に力 静岡県内では専門外来…

2026/04/04 09:12 

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 閉経前後の更年期を迎えた女性が、手指の関節の痛みやこわばりといった症状に苦しむことがある。だが、「手の使いすぎ」「年齢のせい」といった思い込みから、放置されるケースも少なくない。日本手外科学会は、更年期以降に現れる手の不調を「メノポ(メノポーザル=更年期の意味)ハンド」と名付け、啓発に力を入れる。静岡県内では、婦人科と整形外科の専門医が連携して、メノポハンドの治療に当たる専門外来を設ける動きもある。
 メノポハンドは疾患名ではなく、女性ホルモンの低下によって、手指に痛みや腫れ、変形が生じる症状の総称。疾患としては、手指の第1関節が腫れる「ヘバーデン結節」や親指の付け根が痛む「母指CM関節症」、手首の親指側が腫れる「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎[きょうさくけんしょう])」などが当たる。症状が進むと、何もしていなくても痛みを感じるようになるほか、ペンやバッグを持つ、ペットボトルのふたを開ける、家事をする、といったさまざまな日常生活に支障が出てくる。
 女性ホルモンのエストロゲンは、関節の動きを滑らかにしたり、腱鞘を保護したりする作用があるが、減少することで手指に痛みや炎症が起きる。メノポハンドの症状は更年期のほか、出産後や授乳中、乳がんのホルモン治療中の女性にも見られるという。
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