「無花粉スギ」新品種を開発 農林環境専門職大など「林業用としても欠点が少ない」 花粉症対策…

2026/03/25 09:07 

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 静岡県立農林環境専門職大(磐田市)、県農林技術研究所森林・林業研究センター(浜松市浜名区)などはこのほど、無花粉スギの新品種「澄み風」を開発した。成長の早さなど、林業用に求められる性能も確保し、優良品種と認められた。
 成長性や材質が優れた精英樹で、正常な花粉を作らない遺伝子を持つ個体同士を人工交配させた無花粉スギ家系を対象に、初期成長の早さなどを確かめて選抜した。成長スピードだけでなく、幹の材質や通直性、根の張りの良さなどの性能に欠点がないという。
 森林総合研究所林木育種センターの評価委員会で2月、優良品種の基準を満たしていると認定された。澄み風は今後、母樹としての活用や挿し木で林業用種苗を生産したり、新たな無花粉品種の開発のための育種素材として利用したりするなど、花粉症対策に貢献することが期待される。
 選抜に携わった農環大の平岡裕一郎准教授は「無花粉スギは花粉症の原因を根本から絶つ究極の対策。林業用としても欠点が少ない品種として、多様な種苗の開発に寄与できる」と述べた。
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