6月閉館の資生堂アートハウス(掛川)で「最後の展覧会」 開館から半世紀近く…締めくくりは美…

2026/03/16 09:13 

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 6月で閉館する美術館「資生堂アートハウス」(掛川市下俣)の最後の展覧会「小村雪岱(せったい)―江戸を夢見る」が12日から始まる。関係者を招いた内覧会が9日開かれ、日本建築学会賞を受賞した同館を設計した建築家の故谷口吉生氏の妻久美さんも「大切に保存し、活用の仕方を検討してほしい」と述べた。
 同館は1978年の開館から半世紀近く、同社の理念「美の力でよりよい世界を」の一つの形として、入場料なしで運営されてきた。新型コロナウイルス禍前は年間3万人が来館した。
 締めくくりに選んだのは日本画、挿絵、装丁、舞台美術などで活躍した美術家小村雪岱(1887〜1940年)。一時は同社で和風デザインを担当した。展覧会では木版画や装丁冊子など152点を紹介する。
 同館は曲面ガラスに沿線を通過する新幹線が映るというコンセプトで設計された。同社の橋本美月執行役は「建築そのものが文化的価値を有する存在になった」と誇り、久美さんは「本当に美しく維持されていて感動した」と語った。
 展覧会は木、金、土曜の午前10時〜午後4時半に開催。前期(12日〜5月2日、93作品)と後期(5月7日〜6月27日、90作品)で展示品を入れ替える。
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