「いつでもできる究極のボランティア」“献血の旅”で全国2巡 70歳の誕生日前に…389回目…

2026/03/09 11:40 

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 全国各地の人々の救命に貢献したいとの思いから、旅を兼ねて献血を続けてきた掛川市青葉台の会社員近藤光博さん(69)が4日、通算389回目で最後の献血を浜松市中央区で行う。47都道府県を巡る趣味の献血の旅は昨年10月、目標だった2巡を達成。献血には69歳までという年齢制限があるため、70歳の誕生日を前に「献血納め」に臨む。
 近藤さんは18歳で電機メーカーに就職し、東京、愛知、新潟、秋田などで勤務。献血に協力的な会社で、各勤務地で献血した。献血の旅を決意したのは2011年の東日本大震災がきっかけだった。「自分の血液で誰かが助かる。いつでもできる究極のボランティアではないか」と思い、1人で活動を始めた。
 節約するため近場は青春18きっぷで日帰りし、遠方には新幹線や飛行機で移動。献血後の体調不良に備え、車は極力控えた。台風で新幹線が止まって車内で1泊したり、到着先で体調不良により基準値を満たさず献血できなかったりといったトラブルも経験した。
 「最初はできないと思っていた」という47都道府県1巡を18年に達成。献血記録は個人情報のため非公表だが、恐らく全国でも珍しいとみられる2巡を目標に旅を続け、実現させた。
 近藤さんは全国での献血記録をアルバムに保存。一定の献血回数に達した人に日本赤十字社の血液センターから贈られる感謝状を手に「健康管理に努め、結果的に健康も維持できた」と振り返る。今後は高校や大学で献血の意義を伝えていければと考えている。
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