病院薬剤師、静岡県内115人不足 薬事審議会で県が報告 学生向け説明会などで確保図る

2026/03/05 10:04 

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 静岡県は25日、昨年12月に実施した病院薬剤師数の調査結果を公表し、病院で働く薬剤師が県内で115人不足していると明らかにした。初めて調査した2023年度の127人、24年度の123人からは改善しているものの、深刻な人手不足が続いている現状が浮き彫りになった。県は学生向けの説明会や子ども向けセミナーを継続的に展開し、人材確保を図るとしている。
 静岡市葵区で開いた薬事審議会で報告した。
 県内167病院を対象に調査し、45病院が薬剤師が不足していると回答した。県によると、奨学金返済のため給与水準の高いドラッグストアへの就職を希望する学生が多いことなどが背景にある。公立病院は定員内での採用しかできず、離職者が出ると不足が発生することも影響しているという。
 県は第9次保健医療計画(24〜29年度)で29年度までに不足をゼロにする目標を定めている。審議会では病院と学生の交流機会の創出や、高校生と保護者対象の薬学部進学セミナー、小中学生に薬剤師の仕事を説明する講座などの取り組みを紹介した。
 委員からは「(離職者の穴を埋めるための)新たな採用は難しいので、離職防止に取り組むべきだ」「県立大薬学部の県内推薦枠を増やし、地元への就職、定着を促進してほしい」などの意見や要望が上がった。
静岡新聞

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