ヤマハが最高峰アコギ「FG9」けん引役にハイエンド強化 ギター販売60年機にブランド化と市…

2026/03/02 11:30 

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 ギター販売60周年を迎えるヤマハは、事業拡大に向けて中高級製品のラインアップを拡充している。ギター事業全体の売上収益は442億円(2025年3月期)と10年前から倍増したが、さらなる成長のため最大市場の米国でのブランド力向上と市場開拓を強化する。戦略の一つとして23年に投入したFGシリーズ最高峰のアコースティックギター「FG9」をけん引役に、現在の世界シェア12%(売上ベース)から拡大を図る。
 FG9は、マーティンやギブソンなど世界的ギターメーカーが存在感を示す米国で評価される「日本製高級ギター」を掲げ、19年に開発をスタートした。ヤマハが手がけるギターは、中価格帯から初心者らが使う普及価格帯モデルが最も販売ボリュームが大きい。
 今回は、新たに創設した旗艦モデルを通じて高付加価値のイメージを下位製品に波及させ、販売を底上げする「シャワー効果」(同社)を狙った。
 ヤマハによると、アコースティックギターの直近の中高品の売り上げは前年比17%増、地域別では北米(カナダ含む)が30%増と取り組みが奏功している。買い足しの需要なども効果的に取り込んでいるという。平岡健ギター事業部長は「米国のギター文化と日本ならではの製造をいかに掛け合わせるかが魅力につながる」と話す。
 ヤマハは1966年発売のアコースティックギターを皮切りに、エレキギターや、デジタル技術と掛け合わせたトランスアコースティックギターなどに商材を広げたほか、2023年には米クラシックギターメーカーの買収も行った。
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