焼津の水産加工業・福一漁業 「まぐろメンチカツ」で新たな船出 漁獲〜販売を一貫体制で

2026/02/25 08:52 

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 水産加工業の福一漁業(焼津市)が、漁獲から加工、販売の行程を一貫して担う商品開発に乗り出した。世界的に食品のトレーサビリティー(生産流通履歴)が重視される状況に応え、電子商取引(EC)サイトなどを用いて小売市場にアピールしていく。
 同社が昨年開発した「まぐろメンチカツ」は自前の海外まき網漁船でとったキハダマグロのみを使う。自社工場で加工製造、発送する体制を整えた。アミノ酸などを使わず、素材本来の食味を電子レンジ加熱で味わえるように工夫した。
 全国的に「魚食離れ」が進む中、同社はカツオやマグロを用いた総菜類、加工品の開発に注力。自社店舗や催事での販売、焼津市のふるさと納税返礼品として「ミナミマグロの切り落とし」などの出荷を展開する。
 同社は2021年、水産資源の持続性に配慮する事業者に付与される、水産エコラベル認証「マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)」を取得。新商品のメンチカツではその点を強調しつつ、一貫生産によるコスト競争力を強みとする。同社の担当者は「一般家庭向けの事業として、特徴のある商品の開発を進める」と話した。
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