遠鉄百貨店×メイワン 開業38年目で初タッグ 浜松中心街への誘客促進 3月下旬「鈴木のりた…

2026/02/25 09:41 

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 JR浜松駅(浜松市中央区)前に並ぶ遠鉄百貨店と駅ビル「メイワン」が3月、開業38年目で初めてタッグを組み、共同で集客事業を行う。3月下旬から4月初旬の企画展に関連し、デジタルサイネージやクーポン券を使い相互に誘客を促進する。今後は協業を視野に中心街の訴求力強化に努め、郊外のショッピングモールに流出しているファミリー層の回帰を図る。
 初の共同キャンペーンは、遠鉄百貨店で3月25日から4月7日まで開かれる「鈴木のりたけ大ピンチ展」と連動する。メイワンは駅コンコースなど計16枚のデジタルサイネージで初めて、遠鉄百貨店の行事をPRする。遠鉄側は両施設や駅周辺の店舗で利用できるクーポンを配布し、クイズラリーも共同開催する。鈴木さんは同市出身で、子どもに人気の絵本「大ピンチずかん」の作者。
 隣接する両施設はそろって1988年に開店したが、これまで共同での営業施策は実施してこなかった。駅周辺に企業や大学の進出が相次いで計画されている直近の状況を踏まえ、中心街の魅力向上へ連携を決めた。
 開店時から、浜松駅周辺の商業環境は様変わりした。90年代に百貨店や大型スーパーが相次いで閉店。2000年代以降は郊外の大型店の開業が続いた。両施設が得意とするアパレル商材も、近年の猛暑や暖冬で売り上げが低迷する。
 メイワンを運営する浜松ターミナル開発の清水哲治営業部次長は「中心街を回遊するきっかけをつくり、郊外店に流れた家族連れを呼び戻したい」と話す。遠鉄百貨店の堀内重孝マーケティング戦略課長は「子どもたちがまちなかを知り、楽しい体験をすることで、大人になっても中心街を訪れるようつなげたい」と戦略を練る。
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