静岡県内企業「後継者不在」が48% 5年連続改善、“脱家族経営”は加速 民間調査

2026/02/24 09:15 

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 帝国データバンク静岡支店がまとめた後継者不在率に関する動向調査で、静岡県内企業7460社のうち後継者が「いない」「未定」との回答割合は48・0%(3582社)だった。前年調査を2・3ポイント下回り、5年連続の改善。事業承継や企業の合併・買収(M&A)に対する支援拡充、啓発が進むほか、同族承継から役員、社員の内部昇格へと後継者の“脱ファミリー”も加速している。
 後継者不在率を経営者の年代別に見ると、一般的に5〜10年程度かかる事業承継の適齢期とされる「60代」は32・4%(前年比3・4ポイント下降)、「70代」は27・2%(3・2ポイント上昇)、承継の必要性が高まる「80代以上」は20・7%(2・5ポイント下降)。幅広い業種で不在率が低下し、最も高い建設業(57・5%)は5年前から12・9ポイント改善した。製造業(40・7%)も前年を3・1ポイント下回った。
 代表者が交代した企業のうち「同族承継」は42・2%で1・9ポイント下降した一方、「内部昇格」は28・2%(1・6ポイント上昇)、「M&Aほか」は21・4%(2・9ポイント上昇)といずれも増加傾向。後継者と前代表者の属性は「非同族」が34・7%で、前年まで最も高かった「子ども」(31・0%)を抜いてトップとなった。
静岡新聞

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