2カ月弱で3件発生…静岡県内で“類似手口”の住宅強盗が横行 個人資産情報が「匿流」に流通か

2026/02/24 09:30 

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 静岡県内で昨年末から今月にかけて、複数人が未明に住宅に侵入する強盗事件が3件発生した。県警は、「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の間で県内の個人資産に関する具体的な情報が流通している可能性があるとみて、今後の発生を警戒するとともに、県民に防犯対策の徹底を呼びかけている。
 匿流が関与している可能性がある住宅強盗は、昨年12月22日に長泉町納米里の店舗兼住宅、今月7日に伊豆市修善寺の店舗兼住宅、同14日に磐田市福田中島の住宅で発生した。いずれも午前1〜3時ごろと未明に複数人が押し入り、就寝中の家人をテープ、ひもで束縛したり、棒状の凶器で殴ったりした。長泉では現金約1千万円が、伊豆では約20万円が奪われた。磐田では現時点で金品の被害は確認されていない。
 これまでに強盗致傷容疑などで7人を逮捕した長泉の事件では、容疑者はいずれも県外在住で、被害者と面識がなかった。被害者宅に多額の現金があるとの情報を入手した指示役の男が、秘匿性の高いアプリで実行役の少年らとやりとりしていたとみられ、匿流の犯行形態だった。県警は手口が似ている伊豆と磐田の事件も匿流が関与している可能性を視野に入れ、実行役の行方を追うとともに3事件の関連性を調べている。
 「県内でいつ強盗事件が発生してもおかしくない」。県警幹部は危機感を募らせ、全署に深夜から未明にかけての時間帯のパトロールや住民に対する防犯指導の強化を指示した。住宅の様子をうかがったり、スマートフォンで撮影したりといった犯行の下見と思われる行動を目撃した場合は通報するよう求め、▽多額の現金を自宅で保管しない▽雨戸、窓シャッター利用の徹底▽防犯カメラ、センサーライト設置—などの対策も呼びかけている。
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