カヤ再生の炎、富士山麓に広がる 陸上自衛隊東富士演習場で野焼き

2026/02/07 07:55 

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 陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で1日、生い茂ったカヤなどを焼き払う恒例の野焼きが行われた。演習場内の約2745ヘクタールで作業が進められ、黄金色のカヤに覆われていた富士山麓の光景が真っ黒に装いを変えた。
 地元の入会組合の関係者や陸自隊員ら約940人が参加した。この冬は各地で林野火災が相次いでいる状況も踏まえ、事前のオリエンテーションで改めて安全確保などのマニュアルの徹底を周知し、気象条件を確認して4作業区に39班を配置した。午前10時に現場責任者の合図を受け、ガスバーナーで一斉に着火。カヤはパチパチという音とともに燃え広がり、一帯は炎と煙に包まれた。
 野焼きは林野産物の保護育成、火災防止、害虫根絶などを目的に、演習場内で山菜やカヤの採取などの作業を行う入会権が認められた地元4団体が実施している。野焼きにより、適正な生育環境が維持され、害虫も少ない御殿場産カヤは全国有数のシェアを誇る。
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