静岡市葵区のライブホール「ＬＩＶＬＩＶ（リブリブ）」で１３日、ｅスポーツの祭典「ゲームオン！シズオカ」（中部学生ｅスポーツ協会主催）が開催された。プロ選手と学生の真剣勝負や子ども向けゲームの体験など多彩な企画が催され、幅広い世代の来場者がｅスポーツの魅力を堪能した。
　江崎新聞店（同区）が運営するＢ型就労支援施設ＵＮＩＢＯ静岡が、ｅスポーツを通じて多様な人で支え合う社会づくりの発信を目的に企画した。県内初開催で、会場を五つのブースに分け、銃撃戦ゲームの対戦やオンラインのサッカーゲーム体験会などを開いた。
　藤枝市から来場した親子は、ゲーム「マインクラフト」を体験。母の加藤さおりさんは娘が目を輝かせる様子を見て「普段知らなかった表情を知ることができた。ゲームに賛成する価値観が芽生えた」と理解を示した。
　江崎新聞店の江崎亮介専務は、ＵＮＩＢＯ静岡スタッフが運営に携わったことに触れ、「世代も立場も超えた体験機会創出のために、開催回数を増やすなど継続的なイベントになったら」と期待を込めた。