伊豆の国の“冬の風物詩” 「田中山たくあん」漬け込み始まる

2025/12/15 08:01 

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 伊豆の国市田中山地区の特産「田中山たくあん」の漬け込み作業が4日、同市のJAふじ伊豆大仁営農経済センターで始まった。JA田中山干し大根組合に所属の生産者やJA職員ら10人が参加。生産者が2週間ほど天日干しした50センチ程度のダイコンをぬかや塩と共にたるに詰めた。
 今季は夏の晴天続きで土が乾き、種をまく時期が1週間遅れたが、生育は例年並みで、収穫と干し作業ともに順調という。
 鈴木英雄組合長(84)は「今年も品質は良好。冬の風物詩を多くの人に味わってほしい」と期待した。田中山たくあんは、独特の歯触りと甘みが特徴。来年1月中旬までに約1万5千本の漬け込みを予定し、真空パック詰めの浅漬けを同市の農の駅グリーンプラザ伊豆の国で販売する。
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