いざ「ハンバーグのまち」奪還へ! 浜松「洋食屋みさくぼ」の味が遠鉄ストアの弁当に 購入額1…

2025/12/15 08:19 

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 浜松市を「ハンバーグのまち」として盛り上げようと、市のハンバーグ購入額全国1位奪還に向け、地元洋食店らが連携した取り組みが動き出した。同市中央区の洋食店「洋食屋みさくぼ」の斎藤清治代表(48)が監修したハンバーグが、13日から遠鉄ストア全35店舗で販売される。11日に浜松市役所で発表会が開かれ、関係者が意気込みを語った。
 斎藤さんは「レストランの味を家庭で手軽に楽しんでほしい」と約1年前から試作を重ね、子どもから高齢者まで食べやすい柔らかさと、甘すぎない本格的なデミグラスソースの味わいを追求した。販売するのは「はままつハンバーグ」(1個税込み429円)、「はままつハンバーグ弁当」(1パック税込み645円)など3種類。試食した内藤伸二朗副市長は「ソースも甘すぎず、非常にほどよい味わい」と評価した。
 総務省の家計調査で同市の1世帯あたりのハンバーグ年間購入額は2023年に全国1位だったが、24年に静岡市に抜かれ2位に。家庭内での消費を拡大しようと商品化を進めた。宮田洋社長は「一過性のブームでなく、次世代まで根付かせる一歩にしたい」、斎藤さんは「地域の洋食店が生き残る道にもつなげたい」とそれぞれ語った。
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