静岡県内の不登校児童生徒、1万1904人 2024年度公立小中学校、12年連続最多 学校の…

2025/10/30 08:56 

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 静岡県教育委員会は29日、2024年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)の県内状況を発表した。公立小中学校の不登校の児童生徒数は1万1904人(前年度比3%増)で、ほぼ前年並みながら12年連続で最多を更新した。児童生徒に占める割合(国立・私立を含む)は、小学校2・3%、中学校6・8%。
 前年度比の増え幅が10%を切ったのは20年度以来。小学校は5112人(同9%増)と増えたが、中学校は6792人(同0・7%減)で、減少した。義務教育課は「中学の不登校者数は高止まりの傾向にある」とみる。中1は不登校が始まった生徒割合が65%と他学年よりも高く、小1も不登校者数自体が増加。入学先の環境変化に直面する「小1ギャップ」と「中1ギャップ」の状況が今回もうかがえる。高校は全日制597人(11%減)、定時制516人(4%減)といずれも減少した。中途退学者数も全日制通信制ともに減少し、定時制も前年とほぼ同数だった。
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