下田市の貯金「財調」が2027年にゼロに? 市政懇談会で市民「夕張市のような財政破綻に備え…

2025/10/05 11:06 

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 下田市民と松木正一郎市長ら当局がまちづくりに意見を交わす2025年度の市政懇談会が9月29日夜、稲生沢小で始まった。財政調整基金(財調)の枯渇が取り沙汰される中、市財政に懸念の声が複数上がった。
 財源不足を補う市の財調は、27年度にも底をつく可能性がある。市は財調の取り崩しが毎年続く中、体質改善を図っていると説明。一方で市民からは「北海道夕張市のような財政破綻に備え特別職を含む給与カットに取りかかるべき」との声も上がった。高野茂章副市長は「職員の意欲低下や公務員離れにつながりかねず、まだその段階ではない。最終手段だ」とし、市の職員不足に拍車がかかるとして現状の給与体系の維持に理解を求めた。
 伊豆縦貫自動車道における河津逆川インターチェンジ(23年開通)以南の下田市内部分の整備について、松木正一郎市長は「今後10年以内に(延伸が実現するように)と国に陳情している」と説明した。
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