２０２６年春に日本平動物園（静岡市駿河区）で行われる「春の動物園まつり」で、静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科の２年生が考案したイベントが行われる。その企画内容の発表会が１０日、葵区の同校で行われた。
　動物園を管理する市動物園協会との連携授業で、今年で４年目。８８人の学生が１３の班に分かれ、園内を歩いて巡るラリーイベントの具体案をそれぞれ提示した。５月の現地調査を踏まえ、各班が概要や景品のデザイン、費用などのほか、実際に運営した際に起こりうる課題点の改善案を提示し説明した班もあった。
　末永泰盛さん（２８）が代表を務める班は、同園から「マイナー動物と環境問題について知ってもらいたい」との要望に応え、園内を回りながらさまざまな動物のクイズや、各ブースで写真を撮影できるコースを提案した。
　発表された企画は、同園の園長や飼育員らも協議し決定される。