木のぬくもり、手に取って感じて 静岡県の郷土工芸品「駿河指物」 浜松市中央区で50点展示

2025/09/04 09:17 

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 静岡県の郷土工芸品に指定されている「駿河指物」の職人山内啓嗣さん(磐田市)が2年前に開業した「山卯木工」(同市)の家具の展示会が3日、浜松市中央区の遠鉄百貨店で始まった。8日まで。
 国産のケヤキや山桜を使用した手作りのタンス、椅子、食器棚など約50点が並ぶ。指物は金属製のくぎやねじを使わずに木材同士を組み込んで作るため、デザイン性や強度が高いことが特徴という。
 木の本来の色を生かした丸形のテーブルや、木のぬくもりが感じられるスタンドライトも出展した。山内さんは「駿河指物には昔の人の考えた技術が詰まっている。丁寧に仕上げた作品を手に取って感じてもらいたい」と話す。
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