富士で「全国工場夜景サミット」、26年度に開催へ 10年ぶり、市制60周年を記念

2025/09/04 09:37 

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 観光資源として工場夜景をPRする自治体の関係者が集まる「全国工場夜景サミット」が2026年度、富士市で開かれる。同市が会場になるのは10年ぶり。市制施行60周年に合わせ、「ものづくりのまち」として発展してきた富士市の魅力を全国に発信する。
 サミットは11年2月に4市で始まり、富士市は15年度から正式参加している。市は26年の市制60年を記念して2回目の誘致を決めた。全国工場夜景都市協議会に加盟する14都市の関係者が集まり、各地の工場夜景を紹介するとともに、富士市内を見学する予定。同市の工場夜景は富士山との共演を楽しめるのが最大の魅力で、開催時期は富士山がきれいに見える晩秋から冬ごろで調整する。
 サミットに向けた機運を高めるため、市は25年12月からデジタルスタンプラリーや煙突ライトアップなどのプレイベントを開く。スタンプラリーは田子の浦港や岳南原田駅、日本製紙富士工場など市を代表する工場夜景スポット6カ所を対象とし、ライトアップは2工場で計画する。
 市交流観光課の松村岳典課長は「コロナ禍で一時人流が途絶えていたが、多くの人に訪れてもらえるよう工場夜景のまち・富士市のブランドを再構築したい」と話した。
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