国鉄生まれの青い客車「12系」が大井川鉄道に JR西日本から5両取得 営業運転11月開始目…

2025/08/05 08:50 

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 大井川鉄道(本社・島田市)は25日、JR西日本から譲り受けた「12系客車」5両を同市の大鉄新金谷構外側線でお披露目した。蒸気機関車(SL)など観光列車の客車として11月からの営業運転開始を目指す。
 SLやきかんしゃトーマス号、国鉄で活躍した寝台特急「ブルートレイン」の塗装を再現した電気機関車の客車として運用する予定。大鉄の親会社エクリプス日高(北海道新ひだか町)から資金援助を受け、輸送費などを含め約6千万円で取得した。
 新たに導入した車両は鮮やかな青色の車体が特徴で、冷房を備える。定員は80人。国鉄時代の1978年に製造された急行形で、臨時列車や団体列車、SL北びわこ号の客車として活躍した。
 鳥塚亮社長は「観光鉄道や地域の足として、将来に向けてしっかり取り組む姿勢を見せたい。冷房設備がなかったトーマス号の暑さ対策にもなる」と述べた。
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