第１０７回全国高校野球選手権大会は５日に甲子園球場で開幕し、１８日間の戦いがスタートする。暑さ対策のため、史上初めて夕方、午後４時から開会式が行われる。
　４日に行われた開会式のリハーサルで、静岡県代表の聖隷クリストファーは、今大会で主将を務める渋谷が先頭で静岡大会の優勝旗を掲げて行進した。
　初めて臨む甲子園。選手は緊張と期待を胸に歩を進めた。２年生江成は「球場の迫力があり、県とはひと味違った」と圧倒された様子。右翼手長谷川は「甲子園で行進したということがうれしかった」と喜び、「自分の持ち味を出してチームの勝利に貢献できるよう準備をし、甲子園で野球ができるということもかみしめたい」と試合に向けた意気込みを語った。
　聖隷クリストファーは大会第５日の９日、第２試合で明秀学園日立（茨城）と初戦を戦う。