温泉街の夏を盛り上げ 熱海こがし祭り開幕 華やかな山車競演

2025/07/16 08:57 

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 熱海市の来宮神社例大祭「熱海こがし祭り」に合わせた第57回山車コンクール(実行委員会主催)が15日夜、市中心街の国道135号を会場に開幕した。市内の町内会が華やかな装飾や木彫りの山車23台を引き回し、温泉街の夏を盛り上げる。16日まで。
 山車コンクールは熱海最大の観光イベント。派手な電飾や人気キャラクターなどを施した各町内会の山車が次々に繰り出した。熱海サンビーチ近くの審査会場では、山車に乗り込んだ若者や子どもが、一糸乱れぬ祭りばやしとかけ声を響かせ、出来栄えを審査員にアピールした。
 例大祭は来宮神社から宮神輿(みこし)が出発する「宮出し」を皮切りに始まり、勇壮な担ぎ手が街中を練り歩いた。地元の住民らが神女(みこ)神楽や浦安の舞を披露し、県指定無形民俗文化財「鹿島踊」の奉納も行った。
 16日の例大祭最終日は、熱海サンビーチで正午ごろから、42歳の厄年男性による御鳳輦(ごほうれん)の浜降り神事を行う。午後6時半〜9時に2日目の山車コンクールを催す。交通規制や渋滞発生のため、実行委は公共交通機関の利用を来場者に呼びかけている。
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