富士山静岡側 初の入山料徴収開始 3登山道が開通、登山者続々山頂へ

2025/07/10 10:34 

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 富士山の静岡県側3ルート(富士宮、須走、御殿場)が10日、山頂までを全面開通し本格的な夏の登山シーズンが幕を開けた。本県側として初の入山料徴収が始まった。登山者は1人4千円を事前決済か各5合目などで支払いを済ませ、続々と山頂に向かった。
 入山料を支払ったことを示す入山証(リストバンド)の確認作業は午前3時に始まった。登山者は各5合目に新設された受付小屋などでリストバンドを受け取り、警備員に提示して登り始めた。事前登録をしていなかった人は「学習小屋」に誘導され、装備やマナーに関する動画を視聴してから入山料を支払った。
 富士宮口では、午前9時前に6合目に設置されていたバリケードを撤去。開通を待ちわびていた登山者が意気揚々と上を目指した。
 弾丸登山防止のため、午後2時〜翌午前3時までは山小屋の宿泊予約がない登山者は入山を拒む規制も始まる。
 登山ルートの冬季閉鎖解除に合わせ、富士宮口の富士山スカイラインと須走口のふじあざみラインでマイカー規制が始まった。5合目行きのシャトルバス・タクシー乗り換え駐車場は、富士宮口は水ケ塚駐車場(裾野市)、須走口は道の駅すばしり隣接地(小山町)。閉山日は山梨県側とともに9月10日。
静岡新聞

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