折戸湾から世界へ ドラゴンボートチーム「うみひ」、静岡県外クラブと世界選手権出場「表彰台狙…

2025/07/03 09:26 

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 静岡ドラゴンボート協会所属の社会人チーム「うみひ」のメンバー6人が、16〜20日にドイツで開催される世界選手権のシニア部門(40歳以上)に出場する。東京、滋賀のクラブと合同チーム「FUJIYAMA」を結成し、22人編成の「スタンダード」種目で日本代表に選ばれた。主将を務めるうみひの伊藤裕樹代表(51)=横浜市=は「気持ちは表彰台を狙っていく」と意気込む。
 そのほかの代表選手は、飯野由美子さん(47)、酒井幹彦さん(65)=ともに御前崎市=、野崎直文さん(56)=静岡市駿河区=、浅野千明さん(52)=同市葵区=、粟田将仁さん(46)=神奈川県小田原市=。大滝まゆりさん(37)=掛川市=もサポートメンバーで帯同する。
 うみひは県内外の社会人で構成し、静岡市清水区の折戸湾で毎週末、練習を行う。2016年にはアジア選手権に単独出場した実績もある。今回は、清水港マグロまつりに合わせて開催するレース「ツナカップ」の常連で、親交が深い県外クラブと世界選手権への挑戦を目指してきた。
 昨年7、11月の代表選考会はいずれも僅差で敗れたが、勝ち上がったチームが少人数編成の種目への出場を希望したため出場権を獲得。伊藤代表は「働き盛りの40歳以上をレースのたびに20人以上そろえるだけでも大変。人集めも含めてのチーム力」と胸を張る。
 世界選手権は200メートル、500メートル、1000メートル、2000メートルの全4種目にエントリーしていて、伊藤代表は「短距離種目は上位入賞が目標。全員で息を合わせたい」と健闘を誓う。
<ドラゴンボート>中国発祥のスポーツで、世界最古の手こぎ競漕(きょうそう)とされる。船首などに竜の装飾を施した細長い船に10〜20人のこぎ手とかじ取り、ドラマー(太鼓)が乗って競う。
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