戦後の沖縄描く映画「宝島」 主演・妻夫木聡さん、大友啓史監督がPR 静岡でトークイベント

2025/06/15 09:15 

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 戦後、米国統治下の沖縄を舞台にした映画「宝島」(9月19日全国公開)の主演妻夫木聡さんと大友啓史監督が14日、静岡市葵区の新静岡セノバでトークイベントに登場し、映画への思いを語った。約150人が参加した。
 原作は第160回直木賞を受賞した真藤順丈さんの同名小説。米軍基地から奪った物資を住民に分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちの生きざまを壮大なスケールで映画化した。同市出身の俳優広瀬すずさんも出演している。
 トークイベントで、妻夫木さんは沖縄での撮影エピソードに触れ、「命をつないでいく物語。今を生きる僕たちがどうあるべきか、未来を生きる子どもたちにどう伝えていくかを考えるきっかけになれば」と語った。
 大友監督は映画化への熱い思いや、新型コロナの影響で2度の撮影延期を乗り越えた経緯を明かし、「統治時代の沖縄を映画で追体験し、自分にとって宝とは何かを感じてもらいたい」と呼びかけた。
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