「一瞬寝てた…」東名高速に車転落 小学生2人を残し運転者が逃走 浜松・初生町

2025/06/02 08:05 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 1日午後1時半ごろ、浜松市中央区初生町の市道の曳馬野橋付近で、乗用車が橋の脇のガードレールやフェンスを突き破り、約10メートル下の東名高速道上りの路側帯に転落した。浜松中央署によると、運転者は事故後に車両を放置しその場を立ち去った。同署は道交法違反の疑いで運転者の行方を追っている。
 市消防局などによると、車には運転者と小学生2人の計3人が乗車。小学生2人は市内の病院に搬送されたが、けがはなかった。
 目撃者などによると、運転者は男性とみられ、上下とも黒っぽい服を着ていた。事故後、小学生2人にその場に残るように言って東名高速道ののり面を上って市道に戻り、北方面に歩いて逃走した。目撃者の問いかけに「一瞬寝てた」と答えたという。
 現場は東名高速道三方原スマートインターチェンジから西に約1キロ。市道と東名高速道が立体交差し、橋の脇には落下防止用のガードレールとフェンスが設置されていた。同署によると、乗用車は単独事故で転落したとみられる。東名高速道を走る車に被害はなかった。
 付近に住む50代男性は「金属の塊がつぶれるような音の後に、バーンと大きな音が聞こえた。ブレーキ音は聞こえなかった」と話した。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報