赤ちゃん力士、元気に「ウエーン!」 沼津で30回目の泣き相撲大会 無病息災願う

2025/06/02 08:18 

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 沼津市大塚の長興寺で1日、子どもの無病息災や健やかな成長を願う「奉納泣き相撲大会」が開かれた。県内外の生後6カ月から1歳半までの赤ちゃん約170人が土俵に上がり、元気よく泣き声を響かせた。
 赤ちゃんは東西に分かれ、郷土力士の香富士(沼津市出身、春日野部屋)と翔傑(伊豆市出身、芝田山部屋)らに抱きかかえられた。土俵に上がった途端に泣き出したり、行司の「はっけよい」のかけ声がかかっても笑っていたり、反応はさまざま。来場者は赤ちゃんが見せる愛らしい様子を笑顔で見守った。
 大きな泣き声を響かせた高橋悠希ちゃん(9カ月)の母みゆきさん(31)=沼津市=は「息子の成長を感じてうれしく、感動した。これからもすくすく育ってほしい」と目を細めた。
 1993年から始まり、今回で30回目。長興寺の松下宗柏住職は「赤ちゃんの時に出て、(今は大人になって)自分の子どもを参加させるという人もいる。ありがたく、みんなが求めている大会だと感じる」と話した。
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