「国家情報会議」創設法案審議入り 監視強化の懸念指摘も
インテリジェンス(情報収集・分析)の司令塔機能を担う「国家情報会議」創設法案が2日、衆院本会議で審議入りした。高市早苗首相は「複雑で厳しい国際環境で国益を戦略的に守るため、インテリジェンス機能を強化することが不可欠」だと強調した。国民監視の強化につながるのではとの指摘に対しては「懸念は当たらない」と否定した。
首相はインテリジェンス機関の体制強化を「国論を二分するような大胆な政策」と位置付け、法案を今国会で成立させた後、7月にも国家情報会議を創設することを目指している。
国家情報会議は首相をトップとする閣僚級の会議体で、警察庁、外務省、防衛省など既存の情報組織の「縦割り」を排し、政府全体の情報を集約・分析する。事務局として内閣官房に国家情報局を設置し、総合調整機能を付与する。首相は「各省庁の保有する情報がより多く集約され、総合的な分析機能が強化される」と強調した。
本会議では与野党の議員が、情報機関の権限拡大を通じて国民に対する監視が強化され、プライバシーや表現の自由が侵害される可能性について質問した。首相は、国家情報会議や国家情報局に「新たに情報活動の権限を付与するものではない」と説明。「安全保障の確保」や「テロの防止」が法整備の狙いだとし、「国家情報局が国民のプライバシー等を無用に侵害するようなことはない」などとも繰り返した。
政府は国家情報会議の創設後、さらなるインテリジェンス強化策として、外国勢力による諜報(ちょうほう)活動を取り締まる「スパイ防止法」の制定や独立した諜報機関「対外情報庁」(仮称)の設置を検討している。
首相はこれらの検討状況については「立法措置の必要性を含め、検討状況を示せる段階ではない」と述べるにとどめた。
情報活動の基本方針となる「国家情報戦略」の策定に関しては、名称は未定とした上で「国家情報会議で、政府の中長期的な情報活動の推進方針を取りまとめた文書を作成し、公表することを検討していく」とした。【飼手勇介、田中裕之】
-
自民・武田元総務相、政策集団の初会合 旧派閥に結集の動き
自民党の武田良太元総務相は2日、新たな政策集団「総合安全保障研究会」を結成し、国会内で初会合を開いた。武田氏は旧二階派幹部で、同派出身議員ら22人が出席。自民…政 治 9時間前 毎日新聞
-
図書館の解体工事を中止 選挙戦で再開訴えた新市長に配慮 清瀬
東京都清瀬市の渋谷桂司市長は任期満了となる2日、記者会見を開き、一部で解体作業が始まっている旧中央図書館の工事を中止することを明らかにした。 図書館の閉館問…政 治 9時間前 毎日新聞
-
「子育て世帯の負担率高い」 政府試算、欧米と比較 国民会議
給付付き税額控除や食料品の消費減税について話し合う「社会保障国民会議」の有識者会議の第2回会合が2日、東京都内で開かれた。給付付き税額控除の制度設計に向け、世…政 治 10時間前 毎日新聞
-
栃木の中道が機能不全 2人離党 「分党し再スタートすべきだ」
中道改革連合が、栃木県内で機能不全に陥っている。2月の衆院選で落選した栃木2区の福田昭夫、同4区の藤岡隆雄両元衆院議員が離党届を提出したためだ。軸となるはずの…政 治 11時間前 毎日新聞
-
茂木氏「中東の情勢悪化を深刻に懸念」 トルコ外相と連携で一致
茂木敏充外相は1日夜、中東情勢を巡り、トルコのフィダン外相と電話協議した。茂木氏は「情勢悪化を深刻に懸念する」と述べ、米・イランの仲介を担うトルコに敬意を伝え…政 治 12時間前 毎日新聞
サイトマップ















