初当選の山野氏、金沢市で馳氏に約3万4000票差 石川県知事選

2026/03/09 10:02 

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 任期満了に伴う石川県知事選が8日投開票され、いずれも無所属で、新人の前金沢市長、山野之義氏(63)が、現職の馳浩氏(64)=自民、維新推薦=と、新人で能登半島地震被災者支援団体元事務局長の黒梅明氏(78)=共産推薦=を破り、初当選を確実にした。投票率は54・68%(前回61・82%)。

 山野氏は、県都の市長を約11年にわたって務めた行政運営能力や民間企業での経験をアピール。2024年の能登半島地震と豪雨で二重に被災した奥能登にも知事室を設置して被災地の声を県政に反映させると訴えた。SNSなども駆使し、保守3分裂となった22年の前回選で惜敗した馳氏に雪辱を果たした。

 県内の首長と県議の大半が支持を表明した馳氏は、災害公営住宅の家賃を3年間無償化するなどした1期4年の実績を強調し、復興を加速させると主張した。また人気の高い高市早苗首相ら自民党の大物議員を演説会に招いて政権との太いパイプをアピールしたが、及ばなかった。

 馳氏は県内のほとんどの自治体で山野氏の得票数を上回ったものの、金沢市で約3万4000票差をつけられたのが響いた。【竹中拓実、島袋太輔】

毎日新聞

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