駐インドネシア大使、「異例」の空席に 5日で辞任、後任決まらず

2025/11/28 12:18 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 政府は28日の閣議で、正木靖・駐インドネシア大使が退官する人事を決めた。市川恵一・現国家安全保障局長が10月16日に後任の大使に就任していたが、高市早苗首相の抜てきにより、5日後の21日に大使を辞任した上で同局長に転じた。駐インドネシア大使の後任は決まっておらず、空席となる。主要国の大使が病死など以外で空席になるのは異例。

 大使の交代時は、新大使の赴任に時間がかかるため、発令上は新旧大使の任期が重なるのが慣例。外務省幹部は「正木氏は前大使なのか、元大使なのか難しい」と話す。正木氏は18日の経済協力開発機構(OECD)理事会で次期事務次長への就任が決定しており、12月1日から2年の任期を務める予定。【田所柳子】

毎日新聞

政治

政治一覧>

注目の情報