高市氏、トランプ氏と米空母乗艦 「防衛力の抜本的強化」を宣言
高市早苗首相は28日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)の米原子力空母ジョージ・ワシントンにトランプ米大統領とともに乗艦し、「今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定により一層、積極的に貢献していく」と宣言した。聴衆の米兵らの歓声に拳を上げて、跳びはねながら笑顔で応じる一幕もあった。
首相は空母の格納庫で演説した。演台の後ろには「力による平和=Peace Through Strength」の大きな垂れ幕が掲げられた。首相はトランプ氏から「日本史上初の女性首相」と紹介されると右手を高く上げて、笑顔で跳びはねながらその場で一周し、米兵らの歓声に応えた。
安倍晋三元首相は2019年にトランプ氏と横須賀基地を訪問し、海上自衛隊のいずも型護衛艦「かが」に乗艦し、自衛官と在日米軍の兵士ら約500人を前に「インド太平洋を自由で開かれたものにし、地域の平和と繁栄の礎としなければならない」と訴えていた。高市首相の今回の演説は、安倍氏を強く意識したとみられる。今回は米空母に首相が乗艦してスピーチする形式で、さらに踏み込んだ対応といえる。
首相は冒頭で「地域の自由と平和を守る象徴である空母ジョージ・ワシントンであいさつするチャンスをいただいたこと、心から光栄に思う」と謝意を述べた。
その上で「今、我々はかつてないほど厳しい安全保障環境に直面している」と強調。「平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られる」と述べ、自衛隊の関与をさらに強める可能性を示唆した。
また、「トランプ大統領と共に、世界で最も偉大な同盟になった日米同盟を更なる高みに引き上げてまいる」と指摘。「日米は共に帆を掲げ、自由で開かれた海を進む。この横須賀から紡がれる航路は、日米の絆を輝く未来へと導くことを確信している」と締めくくった。演説後にはトランプ氏と抱擁を交わし、手を取り合って歩くなど親密さをアピールした。【大野航太郎】
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