小泉氏、総裁選後の早期解散を否定 野党との連立拡大には意欲

2025/09/21 19:12 

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 自民党総裁選に出馬表明した小泉進次郎農相(44)は21日、首相に就任した場合、早期に衆院解散に踏み切るかを問われ、「すぐに解散する状況にはない」との考えを示した。さいたま市内で記者団に語った。

 小泉氏は「国民が求めていることは、目の前の課題を速やかに解決することだ」と強調。党総裁選の実施により、秋の臨時国会の召集が遅れている現状に対して「反省を示さなければいけない」とした上で、「求められるのは更なる政治空白より、政策を形にすることだ」と語った。

 一部の野党との連立枠組みの拡大については「間違いなくその方が安定する」と断言し、連立拡大に意欲を示した。

 日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が、維新が掲げる「副首都構想」に反対する新総裁とは「(連立を)組むことは絶対にない」と明言したことについては「そこはお互い分かっていることだと思う」と親密さを強調した。

 一方、小林鷹之元経済安全保障担当相(50)は21日、記者団に派閥裏金事件に関与した議員の処遇について問われ「選挙を経て戻ってきた方については適材適所の原則にのっとって対応していきたい」と述べ、要職起用に含みを残した。【高橋祐貴、野間口陽】

毎日新聞

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