林氏、参院選公約の現金給付「私ならやらなかったかも」発言を撤回

2025/09/21 09:20 

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 自民党総裁選に出馬表明した林芳正官房長官は21日のフジテレビ番組で、18日に出演したインターネット番組で与党が参院選公約に掲げた2万~4万円の現金給付案を「私だったらやらなかったかもしれない」と述べた発言を撤回した。林氏は「本当に不適切な発言だったのでおわびして取り消したい」と陳謝した。

 林氏は陳謝、撤回の理由について「一緒に決定に携わっているわけだから、やっぱりこれはちょっとなかったなと思っている」と語った。

 林氏はネット番組で、首相の退陣が必要だったかを問われ、「選挙に負けた。次の人に道筋を付けてから辞めるのは必定だった」とも言及したが、21日の番組でこの発言についてのやり取りはなかった。林氏は現職の官房長官として首相を支え、政策決定に関与する立場でもあるだけに反発も広がっている。【鈴木悟】

毎日新聞

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