林芳正氏、首相退陣は「必定」発言を謝罪、撤回 「若干言葉足らず」

2025/09/21 18:50 

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 自民党総裁選に出馬表明した林芳正官房長官は21日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、18日に出演したインターネット番組で石破茂首相の退陣表明に関し「選挙に負けた。次の人に道筋を付けてから辞めるのは必定だった」と述べた発言について謝罪の上、撤回した。

 林氏は「本意は、首相が最後の会見で参院選以来ずっと(退陣を)考えてきて、ここがタイミングだったと(言った)。そのことを申し上げようと思った」と釈明。「若干言葉足らずで誤解を招く発言だったので『必定』というところも、おわびして取り消させてもらいたい」と述べた。

 これに先立ち、林氏は21日のフジテレビ番組で、同ネット番組で与党が参院選公約に掲げた2万~4万円の現金給付案を「私だったらやらなかったかもしれない」と述べた発言についても撤回。「本当に不適切な発言だったのでおわびして取り消したい」と陳謝した。理由については「一緒に決定に携わっているわけだから、やっぱりこれはちょっとなかったなと思っている」と語った。

 林氏の発言を巡っては、現職の官房長官として首相を支え、政策決定に関与する立場にあるだけに反発が広がっていた。【鈴木悟、竹内望】

毎日新聞

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