岩屋外相、22日に訪米 日米韓外相会談やパレスチナ会合出席へ

2025/09/21 13:12 

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 岩屋毅外相は22日、国連総会出席のため、米ニューヨークへ出発する。米時間22日のパレスチナに関する首脳級会合に出席するほか、ルビオ米国務長官、韓国の趙顕(チョヒョン)外相との日米韓外相会談の開催も調整している。会談では「自由で開かれたインド太平洋」に向けた日米韓の結束を確認する見通し。

 日本は22日の会合では仏英などに同調せず、パレスチナの国家承認は見送る。一方で、岩屋氏は21日のNHK番組で「承認はするか、しないかではなく、いつするかという問題だ」と述べ、承認の検討を継続するとした。イスラエルが検討するヨルダン川西岸の一部併合などを念頭に「イスラエルがさらに(パレスチナと共存する)2国家解決の土台を崩す行為に出た場合、日本は新たな対応を取る。国家承認や制裁などさまざまな選択肢を全部テーブルに置いて検討する」とも説明し、イスラエルの対応次第でパレスチナ国家承認やイスラエルへの制裁を検討する姿勢を示した。

 岩屋氏は27日まで訪米し、国連改革を訴える日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国グループ(G4)外相会合や、兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の交渉開始に向けた「フレンズ(友好国)」外相会合にも出席する。【田所柳子】

毎日新聞

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