社民・福島党首が第一声 「党の生き残りをかけた戦い」支持訴え
3日公示された参院選で、社民党の福島瑞穂党首は東京都新宿区のJR新宿駅前で第一声を行い、「党の生き残りをかけた戦いだ」と支持を訴えた。社民党は参院選で3人以上の当選か、全国で得票率2%を達成できなければ公選法上の政党要件を失う。演説の概要は以下の通り。
今度の参院選は自民党政治を終わらせる選挙です。そして社民党の生き残りをかけた戦いです。社民党は面白くなります。社民党は変わります。ぶれずに変える社民党です。
皆さん暮らしはどうですか。あまりの物価高、インフレ、消費税10%、実質賃金は下がり続けている。年金も上がらない。生活が苦しいなんとかしてくれ。そんな声を本当に聞きます。
食べていけないんですよ。だから緊急生活支援として一つ目、消費税について食料品即時ゼロを実現します。
二つ目、非正規雇用は4割です。全国一律1500円の最低賃金を実現します。
そして三つ目、あなたの社会保険料を半額にします。企業と労働者1対1。でも大企業は、企業の負担部分を増やして3対1にします。
そして年金です。就職氷河期の皆さんには低年金・無年金が多いです。だから最低保障年金として月10万円を実現します。
いろんなものはどんどん削るのに、防衛予算だけはうなぎ上り。2022年には5兆円だった防衛予算が25年は8兆7000億円です。教育予算はこの半分、農業予算はなんと4分の1です。
そもそも減反で農業を潰してきた自民党の政策こそ問題ではないでしょうか。安全保障というのであれば、食料の安全保障ではないでしょうか。
38%の食料自給率を社民党は50%に引き上げます。ミサイルよりコメを、ミサイルより暮らしを、ミサイルより平和を。
差別排外主義が今極めて高まっています。外国人、女性、アイヌ、非差別部落、沖縄、障害者、高齢者。ターゲットを変えながら、たたいている。
誰かの人権なんてなくてもいいよという社会は次の瞬間、私の人権が、あなたの人権がなくなります。それが戦争への道です。
社民党は戦争に反対です。あらゆる差別をなくしていきます。そんな政党が国会に本当に必要です。
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