<1分で解説>静岡・伊東市長が「学歴詐称疑惑」を説明

2025/07/03 15:15 

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 静岡県伊東市の田久保真紀市長が、自身の学歴について「東洋大法学部卒業」としていたのは誤りで、実際は「除籍」だったと記者会見で明らかにしました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「伊東市長の学歴詐称疑惑」を解説します。

Q 静岡県伊東市の市長が記者会見を開いたんだって?

A そうです。会見をしたのは静岡県伊東市の田久保真紀市長です。今年5月の市長選で初当選しました。

Q なんで記者会見を開いたの?

A 田久保市長は、選挙前の取材に「東洋大法学部卒業」と答えていたほか、市の広報誌7月号の新市長紹介にも「卒業」と明記していました。ですが、実際は卒業しておらず「除籍」だったことが分かったためです。

Q どうしていま騒いでいるの?

A 伊東市の市議会議員に、詐称を指摘する差出人不明の文書が郵送されたのがきっかけです。その後、市議会で卒業証明を求められましたが、田久保市長は応じませんでした。

Q どうして今まで気づかなかったの?

A 田久保市長は「卒業と認識していた」と説明しています。6月28日に大学で卒業証明書を申請しようとしたとき、初めて除籍だと知ったと説明しています。

Q 市議会はどう対応しているの?

A 市議会は学歴詐称の疑いがあるとして、7日に辞職勧告決議案を提出する方針です。また、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委)も設置される見通しです。

Q 選挙のときはどう書いていたの?

A 選挙期間中のビラには「東洋大学へ進学」と書かれていました。田久保市長は「自分から卒業と公表していないので、公職選挙法上は問題ない」と話しています。

Q 田久保市長はこれからどうするの?

A 「市民の意見を真摯(しんし)に受け止めていきたい」と話し、辞めるかどうかははっきり答えませんでした。

毎日新聞

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